DVD用ドルビーデジタルエンコード処理システム
ドルビー®デジタルは、世界中でDVD用マルチチャンネルオーディオの標準的なフォーマットとなっています。 ドルビーラボラトリーズから入手可能な装置パッケージをWindows® PCと共に使用すると、DVD用にドルビーデジタルをエンコードするワークステーションを構築できます。 このシステムのおかげでドルビーデジタルは、DVD用に5.1チャンネルオーディオを制作、ミックス、エンコードする音楽スタジオやポストプロダクションスタジオにとって、無理なく手の届くものになります。 システムは以下のハードウェアとソフトウェアで構成されます。
DP569ドルビーデジタルマルチチャンネルエンコーダー—5.1オーディオチャンネルとメタデータをドルビーデジタルのストリームにエンコードする1Uラックマウントの装置
DP564マルチチャンネルオーディオデコーダー—ドルビーデジタルとプロロジック®のストリームをデコードする2Uラックマウントの装置
ドルビーリモート—DP569ドルビーデジタルエンコーダーを制御するソフトウェア
ドルビーデジタルレコーダー(Cat. No. 542)—ドルビーデジタルにエンコードされたデータストリームをDP569から取り出し、.ac3ファイルとしてディスクに記録するソフトウェア
システムの特徴
この汎用性の高いシステムは、ユーザーフレンドリーなデスクトップ制御を搭載し、ハードウェアベースのシステムが持つ信頼性と高速性を備えています。 ドルビーデジタルオーディオファイルは、取り外し可能なディスクやCD-Rで、またはネットワークを介して、レコーディングスタジオからオーサリングステーションへ簡単に配信することができます。 ドルビーデジタルは、エンコードされたオーディオだけでなく、エンコード処理中に入力されるメタデータも保持し、民生用デコーダーでオーディオパラメーターの制御を行います。 メタデータにより、デコーダーでは以下のことが可能になります。
マルチチャンネルプログラム素材をスピーカーの数と構成に適合(ダウンミックス)
すべてのプログラムを安定した音量で再生(ダイアローグ正規化)
リスニング条件や装置の性能の違いに合わせてダイナミックレンジを変更(ダイナミックレンジ制御)
これらの値や他のメタデータのパラメーターを正しく選択することは、ドルビーデジタルエンコード処理の過程において重要な手順です。 このシステムによりオーディオ技術者は、制作者の意図にできるだけ近い体験をユーザーに提供できると確信しながら、自社施設内でメタデータの値を設定できるようになります。
このシステムは、リアルタイムのマルチチャンネルオーディオコーディングを実現する完璧なアップグレードとして、既存のDVDシステムに組み込めます。DVDオーサリングステーションでの時間を解放し、全体的な処理過程をより効率的にすることが可能です。
ソフトウェアの機能
ドルビーリモートとドルビーデジタルレコーダーソフトウェアは、DP569ドルビーデジタルエンコーダーの制御と、エンコードされた.ac3ファイルをWindows PCのハードディスクに書き込む作業を並行して実行できます。
ユーザーはドルビーデジタルレコーダーソフトウェアを使って、以下のことを実行できます。
すべてのDVDオーサリングプラットフォームと互換性のある.ac3ファイルを(タイムスタンプを含めて)記録
パンチインタイム表示を使用して、エンコードされたオーディオにデータをシームレスに挿入
非破壊編集を実行
再生および記録時のフレームエラーを検出し、error.logファイルを生成
Go toオプションとファイルポジションスライダーを使って、素早く簡単に記録ファイル内のポイントを特定
SMPTEタイムコード、絶対経過時間、フレームカウントを表示
実際のビットストリームと基準SMPTEタイムスタンプを比較、検証
.ac3ファイル内の主なビットストリームパラメーターを表示
ユーザーはドルビーリモートプログラムを使って、以下のことを実行できます。
入力レベルメーターとダイナミックレンジ圧縮メーターを使って、メタデータのパラメーター設定中にフィードバックを視認可能
ドルビーリモートアプリケーションの単一インスタンスから複数のDP569を制御
DP569の設定をファイルに保存、ファイルから復元
テキストまたはHTMLファイルとしてDP569の設定をエクスポート
DP569なしのオフラインモードでソフトウェアを構成