ドルビーメディアジェネレーターヘッダー

モバイルメディアの課題

最近では携帯のダウンロードコンテンツ(オーディオやビデオ)においても、ホームエンタテインメントシステムやインターネットコンテンツに劣らない品質が求められています。 このような体験を提供するためには、帯域幅、配信速度、端末の機能など、コンテンツディストリビューションに関係する多くの要素で一貫性を持たせる必要があります。 ドルビーメディアジェネレーターは、コンテンツ制作、配信、端末での一貫性をサポートし、高品質なオーディオとビデオを提供するために圧縮効率の高い独自の方法を提供します。

高速かつ高い信頼性

ドルビーメディアジェネレーターを使用することによって、コンテンツアグリゲーターやコンテンツ配信者は、より信頼性の高い方法でモバイルコンテンツを配信し、同時に保存容量の削減、ダウンロード所要時間の短縮、再生品質の向上を実現できます。

ドルビーメディアジェネレーターが提供するのは品質を犠牲にすることなくファイルの圧縮効率を高める技術です。 ドルビーはこれまで、映画館やホームシアターでの体験に革新をもたらしてきました。そのノウハウがエンコーディングツールに活かされ、ドルビーメディアジェネレーターに取り入れられています。

ドルビーメディアジェネレーターは、ファイルの圧縮効率を高める処理に加えて、ファイルを自動的に検証し、必要な場合には修復します。 これにより、品質管理の必要性が最小限に抑えられ、より良好で一貫した再生が可能になります。

メタデータの運用

ドルビーメディアジェネレーターによって、ファイルフォーマットの扱いも改善されます。 あらゆるモバイル機器との互換性を備えた標準ベースのファイルをドルビーメディアジェネレーターで作成することによって、コンテンツアグリゲーターやコンテンツ配信者は、さまざまなモバイル機器での再生に対応するためにマスターから複数のフォーマットでコンテンツを作成する必要がなくなります。

ファイルにはメタデータが埋め込まれており、コンテンツの制作者、運営者、利用者のいずれにもメリットがあります。 実際に、ドルビーメディアジェネレーターでは、処理されるすべてのファイルに5つのメタデータセクションが追加されます。これらのセクションは、検索やレポート生成を向上させるビジネス情報から、消費者の購買につながるライナーノーツ、アルバムジャケットなどの情報まで網羅しています。 メタデータは、ドルビーモバイル対応機器の設定を制御するために使用することもできます。

ドルビーメディアジェネレーターの機能

ドルビーメディアジェネレーターには、以下のツールが含まれています。

ドルビーパルスエンコーダー — AAC、HE AAC、HE AAC v.2に対応するエンコーダー(更新版)

ドルビーデジタルプラスエンコーダー — 次世代のモバイル機器のマルチチャンネルエンコード処理

H.264ビデオエンコード処理 — 低データレートで高品質なビデオイメージを提供する相補的ビデオエンコード処理

音量制御/制限 — 携帯機器での再生に適した音量レベル機能

ソースメディアの自動検証/修復 — 品質管理を最適化

ワークフローや既存のサーバーインフラストラクチャに統合を可能にする柔軟なコマンドラインオプション

標準ベースのMPEG 4出力

オペレーティングシステム

Windows®(32ビット): Windows XP、Windows Vista®、Windows Server® 2003

Linux®/Unix®(32ビット): Fedora、Ubuntu、Debian

ドルビーメディアジェネレーターの出力

ファイルコンテナ: MP4、M4A、3GP、DoCoMo Mobile MP4

出力ストリーム

AAC(ISO/IEC 13818-7:2003およびETSI 3GPP TS 26.234リリース4に準拠)

HE AAC(ETSI 3GPP TS 26.234リリース6に準拠)

HE AAC v.2(ISO/IEC 14496-3およびETSI 3GPP TS 26.234リリース6に準拠)

WAV

ドルビーパルス

ビデオストリーム

H.263ベースラインおよびH.263プロファイル3レベル45(ITU-T勧告に準拠)

H.263およびETSI 3GPP TS 26.234リリース4

MPEG-4ビジュアルアドバンスドシンプルプロファイル(ISO/IEC 14496-2に準拠)

AVC/H.264(ISO/IEC 14496-10およびITU-T勧告H.264に準拠)

ファイルコンテナ内のメタデータ

UUIDボックス内のXMLメタデータセクション

ID3v2タグを格納するID32ボックス

Apple® iTunes®メタデータ用ボックス

チャンネル構成オプション

1チャンネル構成

モノ to ステレオ変換

2チャンネル構成

ステレオアップミックス

ステレオアップミックスおよびドルビープロロジックIIエンコード

デュアルモノ検出

マトリックス検出

マルチチャンネル構成

5.1へのアップミックス

ドルビープロロジックIIへのダウンミックス

位相検出

音量処理

ダイアローグ正規化の解析と調整

調整可能な入力ゲイン

柔軟性に富むリミッター

ドルビーメディアジェネレーターの解析とメタデータ

平均音量

ダイアローグ比

チャンネルコンテンツ

2チャンネルモノコンテンツ

サウンドイメージの広がりの認識

周波数成分

グラフィックEQ

モバイルサラウンド


検証と修復

音声

欠落した音声の検出

DCオフセットの検出と修復

左右のチャンネル間の位相の違いを検出して修復

チャンネル数の誤りの検出

プロロジックIIと互換性のないエンコーダーのビットレートおよびバージョン

ビデオ

欠落した映像の検出

その他のコマンドラインツール

dmg-meta:解析や処理を行わずにメタデータを挿入

dmg-extract:ドルビーメディアジェネレーターでエンコードされたメディアからメタデータを抽出

dmg-playback:ドルビーモバイルの処理/再生エミュレーション

dmg-profile:WURFLデータベースに基づく端末エンコード処理プロファイルの作成

dmg-ccpack:HE AACエンコーダーツールとの後方互換性を提供

注: ドルビーメディアジェネレーターには、ドルビーパルスとドルビーデジタルプラスのデコーダーは含まれません。 これらは、コンシューマー機器で提供されています。 パフォーマンスに関する詳細情報と更新情報については、お問い合わせください。



 
ドキュメントライブラリー
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