ドルビーEは、マルチチャンネル音声の伝送を容易にする、業務用音声コーディングシステムです。
送信直前までの放送チェーン全体を通じて、サラウンド音声やマルチチャンネル音声を容易に伝送可能
最大8チャンネルの音声に加えてメタデータとタイムコードを、既存の2チャンネル放送インフラストラクチャを通じて伝送可能
スイッチング、編集、エンコード処理、およびデコード処理を容易に行えるようにし、音声/映像の同期を簡素化
製品の購入計画やシステム設計の決定を支援し、ドルビーEテクノロジーのメリット実現に向けて設備に関する明確な方針を定めるために、ドルビーEパートナープログラムを利用可能
ドルビーEは、デジタル2チャンネルのポストプロダクションおよび放送インフラストラクチャを通じたサラウンド音声およびマルチチャンネル音声の伝送用に最適化された、業務用デジタル音声コーディング技術です。
ドルビーEを使用すると、あらゆるステレオ(AES/EBU)チャンネルを通じて最大8チャンネルの音声を伝送でき、通信リンク、スイッチャー、およびルーターを介したり、従来のデジタルビデオテープ、ビデオサーバーの2音声トラックに録音できます。
ドルビーE信号は、一般家庭の視聴者には配信されません。 最終的なDTV伝送の直前にデコードされてベースバンド音声に戻されてから、さまざまなDTV送信システムで指定されている最終的な音声フォーマットに再エンコードされます。
ドルビーEでは、付随する映像のフレームレートと音声を一致させることによって、放送チェーンのすべての段階を通じて、スイッチング、編集、および正常なエンコード処理とデコード処理を容易に行えます。 また、コンテンツプロバイダーは、コンシューマー用とプロフェッショナル用の両方のメタデータを含めることによって、番組の再生を長期にわたって従来にないレベルで制御できます。
最後に、ドルビーEパートナープログラムでは、業務用放送製品とドルビーEの互換性に関する豊富な重要情報を提供し、ドルビーEテクノロジーのメリットを最大限に活かすために、設備に関する明確な方針を定められるようにします。
ドルビーを選ぶ理由
ドルビーEを使用することで、放送事業者は、既存のステレオ機器を使用して最大8チャンネルの音声を伝送できます。 デジタルビデオテープ、ビデオサーバー、通信リンク、スイッチャー、およびルーターのAES/EBU 1組を使用してドルビーE信号を伝送することも可能です。
ドルビーEでは、音声品質に認識可能な劣化を生じさせることなく、放送チェーンを通じてエンコードとデコードを繰り返し行うことが可能です。 また、ドルビーEでは音声フレームと映像フレームが同期しているため、あらかじめ音声をデコードしなくても番組の切り替えや編集を行えます。
ドルビーEでは、エンコードまたはデコードごとにちょうど1フレーム分の定量化可能な遅延を提供することにより、放送システムの複雑さにかかわらず、音声と映像の同期状態を容易に維持できるようになります。
ドルビーEは、メタデータをビットストリームに埋め込むことで、ドルビーデジタルまたはドルビーデジタルプラスによる伝送の前までに、最大5.1のサラウンドミックスを伝えられるように設計されています。 最大8チャンネルの音声をサポートすることから、従来のステレオ信号で使用されていた領域を使用して、完全な5.1サラウンドサウンドトラックに加えて2トラックバージョンも、1つのドルビーEストリームで伝送可能です。 これらの追加のトラックは、ステレオまたはドルビーサラウンドミックス、外国語バージョン、または聴力障害を持つ人向けの特別なトラックなどに使用できます。
製品購入計画やシステム設計の決定を支援するドルビーEパートナープログラムもご用意しています。 このプログラムは放送事業者やシステム設計者が、お手持ちの設備でドルビーEのメリットを実現するための明確な方針を定められるようにします。
このプログラムにおける機器メーカーにとってのポイントとして、次のようなものがあります。
新製品の開発または既存製品の変更における技術的支援
高い認知度と評価を持つドルビーロゴの利用
参加企業と製品の販促
会費は無料
マーケティング機会
機器メーカーのみなさまへ: このプログラムへの参加にご興味がある場合、または放送用製品にドルビーEエンコード処理/デコード処理を追加したい場合は、ドルビーラボラトリーズまでお問い合わせください。