ドルビーAC-4

業界の挑戦に対応する 

進化していく視聴者の期待、急速な技術の進歩、複数の場所で複数のデバイスを使用する視聴者、増え続ける規制要求。この先、こういったことが起こることは目に見えています。成功を収めるには、機敏さを保ち変化に備えられるようなオーディオシステムが必要です。

しかし、機器や人材への主な投資を示す既存のインフラストラクチャや動作を使用して、今日も業務を行わなければなりません。新しいシステムは、現在使用しているアプリケーションと互換性がある必要があります。

これが、ドルビーがドルビーAC-4を開発した理由です。Digital Video Broadcasting（DVB）プロジェクトで採用され、導入の準備ができている欧州電気通信標準化機構（ETSI）で既に標準化されています。さらに、ドルビーAC-4を次世代のテレビに搭載するため、ドルビーはVIZIO、ソニービジュアルプロダクツ およびTP Vision の各社とパートナーシップを締結しました。

複雑さを増すのではなく機能を拡張 

ドルビーAC-4フォーマットは、オーディオアーキテクチャを根本的に見直して、複雑さを減らすと同時に機能を追加します。従来の放送、モバイルネットワーク、そしてハイブリッド放送とブロードバンドを含むすべての配信手法に対応します。

ドルビーAC-4の機能は次のとおりです。

• 大幅に向上した圧縮効率、現在の放送の標準技術を最大で50％上回る
• ダイアログエンハンスメント、インテリジェント音量、および高度なダイナミックレンジコントロールのネイティブサポート
• 複数の言語および説明サービスに対する最も効率的なサポート
• すべての使用例およびデバイスにおける最適な再生の配信 

より確実に情報を転送できます。ビルトインセルフ構成およびオートメーションによって、信頼性が高められ、運営費を削減する上で役立ちます。 ドルビーAC-4を使用すると、お客様は、今後のサービスや体験を予定どおりに柔軟に提供できます。 

ツールが提供されます。いつどのように使用するか決定することができます。 

ドルビーAC-4の活用例

ドルビーAC-4はすでに世界中の放送環境で活躍しています。ドルビーのパートナーであるEnvivio社は、2015 UEFA チャンピオンズリーグ決勝大会や2015 フランスオープンテニストーナメントを始めとする放送でドルビーAC-4エンコード処理を活用しています。さらに、ドルビーのパートナーであるHarmonic社は、サンフランシスコのKQED-TV（米国で最も視聴されている公共テレビ局の1つ）と共同で、ドルビーAC-4の試用を成功裡に実施しました。