• ヘッドフォン向けドルビーアトモス

    • ドルビーアトモスでは、息をのむほど躍動的なオーディオ、つまり周りを流れるように移動するサウンドにより、驚異的なモバイルエンタテインメント体験を作り出します。

    • ドルビーアトモスの特長

      • 素晴らしいサウンド

        ドルビーアトモスがモバイルエンタテインメントを変える内蔵スピーカーまたはヘッドフォンから、驚くほど鮮明かつ豊かで、力強く深みのあるサウンドが頭上を含むあらゆる方向から流れるように聞こえます。

      • 移動するオーディオ

        ヘッドフォンを装着すると、人、場所、物、音楽のさまざまなサウンドが周囲や頭上を動き回るため、自分がそのアクションの中にいるかのように感じられます。

      • 力強い体験

        サウンドによって、さまざまな感覚が刺激されて感情が呼び起こされるため、エンタテインメントのインパクトが最大限に高められます。

      • モバイル機器向けドルビーアトモスは、最高の映画音響体験を内蔵スピーカーやヘッドフォン越しに再現できるように調整して、リスナーの周りを流れるような強力で感動的なオーディオを作り出します。

        映画館と家庭向けのドルビーアトモスサウンドトラックのサウンドは、「音声オブジェクト」と呼ばれる個別の実体として存在します。これらの音声オブジェクトは観客の周りや頭上を移動して、スクリーンに映し出されるストーリーを完璧に追って観客をアクションに完全に浸らせる、包み込むようなオーディオ環境を作り上げます。

        モバイル機器では、ホームシアターと同じストリーミングメディアのドルビーアトモスサウンドトラックを使用します。デバイスに搭載されたドルビーアトモスプロセッサーは、映画用に作成された音声オブジェクトから空間情報を取得し、内蔵スピーカーやヘッドフォンを介して仮想の3次元空間に音声オブジェクトをレンダリングします。これによって動きと頭上サウンドの感覚が作り出され、その結果、ストーリーが観客の周りで生き生きと展開し始めます。

        モバイル機器向けドルビーアトモスはあらゆるヘッドフォンに対応します。また内蔵ステレオスピーカーの性能を最大限に発揮するようにカスタムチューニングされています。ドルビーアトモスコンテンツ向けに最高の体験をお届けするだけでなく、お使いのデバイスで再生されるあらゆるフォーマットのミュージック、ゲーム、テレビ番組のサウンドも大幅に向上させます。ダイアログの声がはっきりとし、音場が包み込まれ、繊細さとニュアンスが増して、歪ませることなく音量を最大化でき、多様なコンテンツでも再生音量を一定に保ちます。

         

      • 音声オブジェクト

        ドルビーアトモスでは、あらゆるサウンドを、他のサウンドトラックから独立した単一の音声要素であるオブジェクトとしてレンダリングできます。映画制作者は、子供の叫び声、ヘリコプターの飛び立つ音、けたたましい車のクラクションといったサウンドがどこから聞こえてくるのか、また、シーンの展開に合わせてどこへ移動するのかを正確に決めることができます。

        音声オブジェクトを採用することで、映画制作者はストーリーに集中することができます。チャンネルベースオーディオの場合、映画制作者ができるのはサウンドの望ましい場所を推定することだけで、サウンドを個別に分離することはできません。ドルビーアトモスを使用すると、映画制作者はサウンドの場所を正確に選択するだけで、システムが映画館または家庭でのスピーカー配列に基づいて、インテリジェントな方法でスピーカーの割り当てを決定します。音声オブジェクトは、頭上を含め、3次元の空間のあらゆる位置に作成および移動することができます。

        ヘッドフォンと内蔵ステレオスピーカー

        映画館とホームシアターシステムには複数のチャンネルがありますが、ヘッドフォンとモバイル機器の内蔵スピーカーは2チャンネルステレオです。ドルビーアトモス体験をモバイルユーザー向けに制作するために、ドルビーの科学者たちは、私たちがサウンドを感知する方法に関する学問である心理音響学における詳細な研究と専門知識を駆使しました。

        高さとサラウンドサウンドを2チャンネルのモバイルシステムでリアルに感知できるようにすることは、頭部伝達関数(HRTF)から始まります。HRTFでは、リスナーの周囲の別の場所から入ってくるサウンドが耳にどのように到達するのかを記述します。

        サウンドの発生元がどこなのかに応じて、片方の耳にはもう一方の耳より若干遅れて届くだけでなく、それぞれの耳に聞こえる特性も少し異なることがあります(柔らかい、はっきりしないなど)。このような違いは、リスナーの頭部、胴体、および外耳の干渉によって生じます。脳はこれらの違いを空間情報として即座に処理するため、私たちは3次元で聞くことができます。HRTFは、これらの同じ違いを数学的に表現します。

        HRTFが奇跡を起こす

        ストリーミングメディアのドルビーアトモスミックスでは、最多で128個の同時音声オブジェクトをサポートし、空間内でのそれぞれの位置を記述するメタデータを埋め込みます。モバイル機器に搭載されたドルビーアトモスプロセッサーは、ドルビーの幅広いHRTFセットをこのメタデータに適用して、空間情報をステレオ信号に再作成します。ヘッドフォンまたはイヤフォン越しに聞く場合でも、このステレオサウンドトラックは、頭上からのサウンドを含む劇場サウンドを正確に模倣し、力強く立体感のある体験を実現します。

        これと同じ体験をデバイスの内蔵スピーカーで再現するためには、追加の処理が必要となります。スピーカーは耳で自然な「クロストーク」現象を生成し、これが複数のチャンネルのシミュレートとは逆に作用します。ドルビーアトモスプロセッサーはこのクロストークをキャンセルし、HRTFを適用して次元を持つサウンドステージと音声オブジェクトの動きを作成します。

        魔法のようなさらなる利点として、ドルビーアトモスプロセッサーはこれらすべてをバッテリー寿命に最小限の影響で実現します。